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「Google Chrome」にセキュリティアップデート、11件の脆弱性に対処

最大深刻度は「High」

「Google Chrome」v103.0.5060.134

 米Googleは7月19日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定(Stable)版v103.0.5060.134を公開した。11件の脆弱性に対処したセキュリティアップデートとなっている。

 このうち、CVE番号が明らかにされているのは6件。内容はゲストビューやPDFリーダー、Service Worker APIなどにおける解放後メモリ利用(use after free)、および信頼できないファイルの入力検証が十分でない問題となっている。深刻度の評価はCast UIとツールバーにおける解放後メモリ利用(Low)をのぞき、いずれも「High」。

 また、内部監査やファジングで発見された不具合も修正されているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」安定版はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10/11に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)などから手動でアップデートすることもできる。