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「Google Chrome」デスクトップ版で画像のテキストを認識・翻訳可能に ~「Google レンズ」を搭載
検索結果はサイドパネルに、ちょっとした調べもので気軽に使える
2022年5月30日 06:45
デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定版で、画像の「Google レンズ」検索機能が利用できるようになったようだ。編集部にて複数の環境で確認している。
「Google レンズ」は、カメラで写した被写体がなんなのかを教えてくれる検索機能。テキストの認識や翻訳にも対応する。たまたま見かけた昆虫がなんという名前なのか調べたり、紙に印刷・手書きされた文字を認識してデジタルテキストとしてコピーしたり、母国語に翻訳したり、たまたま目にして気に入った商品がどこで買えるのかを調べたりするときに役立つ。もともとはスマートフォン向けの機能だが、デスクトップ向け「Chrome」への搭載もテストされていた。
「Google レンズ」をデスクトップ版「Chrome」で利用するには、右クリックメニューの[Google レンズで画像を検索]コマンドを実行する。画像を右クリックするとその画像を、Webページを右クリックするとその一部をキャプチャーして検索する仕組みだ。安定版では検索結果を別タブではなくサイドパネルに表示するようになっており、ベータテストのときよりも気軽に利用できる。
検索結果ページでは、モードを[検索][テキスト][翻訳]の3つから選択可能。
- 検索:被写体が何なのかを調べる場合に利用する
- テキスト:画像内の手キスをと認識・抽出し、クリップボードへコピーしたり、キーワードをWeb検索にかけたい場合に役立つ
- 翻訳:認識した外国語を翻訳
サイドパネルでは狭い場合は、右上の全画面ボタンをクリックしよう。別タブで大きく検索結果が表示される。
デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10/11に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)から手動でアップデートすることもできる。