やじうまの杜
「Edge」で画像にアイコンが…… 正体は「Chrome」で人気の「Google レンズ」っぽい機能
でも、まだちょっと発展途上
2022年6月1日 15:52
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先日、デスクトップ版「Google Chrome」に「Google レンズ」が搭載され、画像ファイルからテキストを抽出したり、そのテキストを検索・翻訳できるようになったとお伝えしましたが――これに似た機能が「Microsoft Edge」でも使えることをご存じですか?
最近のバージョンの「Microsoft Edge」は、Webページの画像右上に小さなアイコンが追加されており、これをクリックするとサイドバーでその画像を検索にかけることができます。
アイコンが表示されない場合は、右クリックメニューから[画像検索]コマンドを実行すると、同様のことが行えます(「Edge」の右クリックメニュー、ずいぶん長くなりましたね!)。これは以前から一部環境でテストされていた機能ですが、現在では一般の環境でも利用できるようです。
「Google レンズ」との違いは、被写体がなんであるかまで教えてはくれないということ。あくまでも「Google 画像検索」と同等のことを「Bing」エンジンでやっているだけで、基本的には「指定した画像と似た画像を探す」ものです。
しかし、簡単なOCR機能はついているようで、画像内のテキストを認識する機能は搭載しています。ただ、日本語には対応していないようで、ちゃんとテキストを抽出することはできませんね。英語だけと割り切ったほうがよさそう。
また、翻訳機能がないのもマイナスでしょうか。日本語ユーザーだと「英語テキストを抽出してくれるなら、それを日本語に翻訳してくれないかなぁ」と思うでしょうが、そこまで親切ではありません。「Google 画像検索」よりちょっと多機能(精度はともかく)だけど、「Google レンズ」には及ばないという感じですね。
なお、この画像検索機能が邪魔な場合は、設定画面で消すことができます。特定のWebサイトでだけ消すということも可能です。ただし、検索エンジンは「Bing」固定。「Google 画像検索」を使いたい場合は、画像の右クリックメニューから[Web で画像を検索する]というコマンドを使ってください(名前がややこしいですね!)。「Edge」の規定検索エンジンが「Google」であれば、指定した画像を別タブでググってくれます。だいたい「Google 画像検索」みたいなものです。