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デスクトップ版「Google Chrome」に「Google レンズ」検索機能 ~ベータ版でテスト中

Webページの好みの部分を切り取って、それが何か調べてもらえる

Google、Webページの選択領域を「Google レンズ」(Google Lens)で調べる機能をベータ版のデスクトップ向け「Google Chrome」に導入

 米Googleは8月31日(日本時間)、Webページの選択領域を「Google レンズ」(Google Lens)で調べる機能をベータ版のデスクトップ向け「Google Chrome」に導入したと発表した。モバイルで人気の機能が、デスクトップでも気軽に利用できるようになる。

 「Google レンズ」は、スマートフォンのカメラで写した被写体がなんなのかを教えてくれる検索機能。紙に印刷・手書きされた文字を認識してデジタルテキストとしてコピーしたり、母国語に翻訳したり、たまたま目にして気に入った商品がどこで買えるのかを調べたり、数学の宿題に行き詰ったときに数式を解いてもらったりすることもできる。

 ベータ版「Chrome」(編集部にてv94.0.4606.31で動作確認)で「Google レンズ」を有効化するには、まずツールバーの[おすすめのテストを有効にする]ボタン(三角フラスコのアイコン)をクリックする。すると[試験運用機能]ポップアップが現れるので、[Google レンズで画面を検索]フラグを「有効」に切り替える。案内に従って「Chrome」を再起動すると、Webページの右クリックメニューに[Google レンズでページの一部を検索]というコマンドが現れる。

Webページの右クリックメニューに[Google レンズでページの一部を検索]というコマンドが現れる

 このコマンドを実行すると、Webページ全体が暗転し、検索する領域を選択するモードに移行する。マウスをドラッグして検索したいエリアを指定すると、そのエリアがキャプチャーされ、「lens.google.com」へアップロードされる仕組みだ。

コマンドを実行すると、Webページ全体が暗転し、検索する領域を選択するモードに移行
マウスをドラッグして検索したいエリアを指定すると、そのエリアがキャプチャーされ、「lens.google.com」へアップロードされる
「Bing」の日替わり壁紙で試した様子。正解は「ポルチーニ茸」だが、「Google レンズ」の答えは「きのこ」だった
別の画像でテスト
被写体は「インパラ」。「Google レンズ」も見事正解
テキストの認識も可能

 デスクトップ向けの「Google レンズ」機能は現在、Windows版とLinux版で利用可能。同社は、この機能に問題があれば[試験運用機能]ポップアップのフィードバックボタンから報告してほしいとしている。