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枯草章吉氏の名作フリーゲーム「Ruina 廃都の物語」のリメイク版が制作決定 ~コンセプトトレーラーPV公開
幅広いプラットフォームで遊べるよう鋭意制作中。追加シナリオの導入も
2022年9月20日 06:45
Windows向けフリーゲームの名作として知られる、ゲームブック風ダンジョンRPG「Ruina 廃都の物語」のリメイク版が制作されることが発表された。開発は(株)KADOKAWAグループの中国法人である広州天聞角川動漫有限公司(天聞角川)が担当し、発売時期・発売元等の詳細は未定。
「Ruina 廃都の物語」は、2008年に「RPGツクール2000」製フリーゲームとしてリリースされた、枯草章吉氏原作のゲームブック風ダンジョンRPG。中世ヨーロッパ風のファンタジー世界を舞台に、主人公とその悪友の「パリス」、幼なじみの雑貨屋の娘「ネル」といった仲間たちとの壮大な物語を描いた作品だ。
オリジナル版は、1980年代中頃に刊行され一大ブームを巻き起こした「ゲームブック」を強く意識した作りで、小説に準ずる細やかな情景描写と行動の自由度の高いゲームシステムがプレイヤーの心を掴み、「ふりーむ!第四回ゲームコンテスト最優秀賞」を受賞。また、2018年には小説家・嬉野秋彦氏が手掛けたノベライズ版(全2巻)も発売されており、長い間ファンから愛されている作品となっている。
今回のリメイク版は、そのオリジナル版から全面的にリニューアルされてPC(Steam)用ソフトとして登場する。
原作者・枯草章吉氏の完全監修のもと、グラフィックスの強化やUI・操作性などシステム面の改善、新たなキャラクターデザインの採用、追加シナリオの導入など、オリジナル版の魅力はそのままに、各要素にパワーアップを実施。また、日本語はもちろん、英語・中国語(簡体字・繁体字)などマルチ言語で展開予定だ。
「東京ゲームショウ2022」の会場にてリメイク版の発表とオリジナル版の展示を行なった、WhisperGamesブースの担当者の話によると、今回のリメイク版は、PC版だけでなく もっとたくさんのプラットフォームで遊んでもらえるように 鋭意制作中とのこと。どのプラットフォームに対応するかはまだシークレットという話だった。今後のさらなる続報に期待したい。
なお、オリジナル版「Ruina 廃都の物語」は、窓の杜ライブラリからダウンロード可能だ。本作がどんな作品か興味をもった人、そしてもう一度あの冒険を振り返りたい人は、今回の発表を機にプレイしてみるといいだろう。