やじうまの杜
NASAがなぜかTRPGシナリオ「The Lost Universe」を無料公開、しかもかなりのテキスト量でハードル高っ!!
全ての冒険者よ、パーティを集めて宇宙の謎に挑もう
2024年3月6日 13:30
米NASA(アメリカ航空宇宙局)は、同局初となるテーブルトークRPG(TRPG)用シナリオ「The Lost Universe」を無料で公開しています。どうしてNASAが? という疑問は残りますが、内容は本格派で意外性があります。
ストーリーは、恒星を持たない惑星「Exlaris」を舞台に、天文学者の失踪事件や、消えたハッブル宇宙望遠鏡の謎を追う冒険者となって、宇宙の知識を深めながらミステリーに挑むというSFファンタジー作品です。
Calling all adventurers! 🐉
— NASA (@NASA)March 4, 2024
NASA’s first tabletop role-playing campaign is ready for download! In “The Lost Universe,”@NASAHubblehas disappeared from Earth’s timeline. Embark with your party to restore what was lost:https://t.co/3SakbgeQbFpic.twitter.com/wnDptZXi3Q
TRPGとは、プレイヤーがキャラクターを演じながら、会話や判定によってストーリーを進行させていくアナログゲームです。ゲームマスター(GM)と呼ばれる進行役が物語の舞台を用意し、プレイヤーは自分の分身となるキャラクターを作成。サイコロを使った判定などによって、GMが提示した物語の中で自由に行動することができます。アメリカでは「ダンジョンズ&ドラゴンズ」に代表されるTRPGが古くから親しまれており、日本でも「クトゥルフ神話TRPG」や「ソード・ワールド2.5」といったTRPGが人気です。
「The Lost Universe」のシナリオは、レベル7~10のキャラクター達からなる、4~7人のパーティを想定して設計されていて、プレイヤーの好みのTRPGシステムへ簡単に適応できる本格的な作品。このシナリオでは、重力レンズ効果や赤方偏移・青方偏移など、天文学の知識を実際のミッションに活かしていくことになります。
ゲームを行うのに必要なドキュメントは無料で入手可能ですが、全文英語かつ、かなりのテキスト量でハードルが高いのも事実です。しかし、あのNASAが無料で公開したTRPGということで、一度プレイしてみるのも面白いかもしれません。