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グループポリシーによるファイルのコピーに問題 ~「Windows 11 バージョン 22H2」にも影響【10月17日追記】
2022年9月のセキュリティ更新プログラムを適用した環境で発生
2022年9月27日 06:30
米Microsoftは9月22日(現地時間)、Windowsに「グループ ポリシーの管理」を用いたファイルのコピーに失敗したり、空のショートカットや0(ゼロ)バイトのファイルが作成する問題があることを明らかにした。「グループ ポリシー管理エディター」の[ユーザーの構成]-[Windows の設定]以下にあるファイル、ショートカットといったオブジェクトが影響を受けるという。
この問題が影響するプラットフォームは、以下の通り。2022年9月のセキュリティ更新プログラムを適用した環境で発生するという。リリースされたばかりの「Windows 11 バージョン 22H2」にも影響する。
- Windows 11 バージョン 22H2
- Windows 11 バージョン 21H2
- Windows 10 バージョン 21H2
- Windows 10 バージョン 21H1
- Windows 10 バージョン 20H2
- Windows 10 Enterprise LTSC 2019
- Windows 10 Enterprise LTSC 2016
- Windows 10 Enterprise 2015 LTSB
- Windows 8.1
- Windows Server 2022
- Windows Server 2019
- Windows Server 2016
- Windows Server 2012 R2
- Windows Server 2012
- Windows Server 2008 R2 SP1
- Windows Server 2008 SP2
同社は現在、問題の解決に努めており、更新プログラムの提供で対処する予定だという。この問題を回避するには、以下のいずれか1つを実施するとよい。
- [ログオンしているユーザーのセキュリティ コンテキストで実行する]を無効化する。ただし、ワイルドカード(*)を利用するアイテムでは問題を軽減できないことがある
- 影響を受けるグループポリシーでアクションを「置換」から「更新」に変更する
- パスにワイルドカードを指定している場合、末尾の「¥」を削除するとコピーが成功することがある
[2022年10月17日編集部追記] 本問題は10月11日(米国時間)に公開された2022年10月のセキュリティ更新「KB5018410」で解決された。ただし、上記の回避策を実施した場合は、元の構成に戻す必要がある。