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「Windows 11 バージョン 22H2」のプリンター問題は解決、セーフガードは解除へ
トラブルシューティングツールを自動配信
2022年10月24日 08:59
米Microsoftは10月21日(現地時間、以下同)、「Windows 11 バージョン 22H2」のプリンター問題を解決するトラブルシューターを公開した。影響を受けるデバイスへ自動でダウンロードされ、問題は解決されるとのこと。
この問題は、プリンターの機能を把握するための接続に失敗すると、接続が回復されても情報が更新されず、既定の設定しか利用できなくなるというもの。「Microsoft IPP Class Driver」や「Universal Print Class Driver」でインストールされたプリンターの一部で発生するようで、具体的にはカラー、両面印刷、用紙サイズや種類の設定、300×300dpi以上の解像度など、プリンター固有の機能を使用できなくなる。
同社はこのトラブルが広がるのを抑えるため、該当するデバイスにセーフガードホールドを設定し、「Windows 11 バージョン 22H2」へのアップグレードを一時的に停止。当初は「Microsoft IPP Class Driver」および「Universal Print Class Driver」を利用するすべてのプリンターにセーフガードを適用していたが、今月7日にそれを見直して、適用範囲を緩和していた。
トラブルシューターで問題が解決されるとセーフガードは解除され、ほかに既知の問題がなければ、再び「Windows 11 バージョン 22H2」へアップグレードできるようになる。アップグレードの再開までには最大48時間かかることがあるが、デバイスを再起動して更新プログラムのチェックを実行すれば、トラブルツールの適用が早くなり、アップグレード再開までの時間を短縮できることがあるという。