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Microsoft、Intel Clover Trail/Atom Z2760搭載デバイスのWindows 10対応を終了

Windows 8世代、10年前のタブレット向けSoC

同社のサポートページ

 米Microsoftは「Clover Trail」シリーズプロセッサーを搭載したデバイスに対するWindows 10のサポートを、2023年1月10日(現地時間)で打ち切る。それ以降、当該デバイスに対するWindows 10のセキュリティ更新プログラムや技術サポートの提供は行われない。

 「Clover Trail」は、Intelが2012年9月に発表したSoC(CPUとその周辺機能を1チップに収めたもの)。「Atom Z2760」の名前で、主にWindows 8世代タブレットで採用されていたが、すでに製造を終了しており、Intelによるサポートも打ち切られている。

 そのため、Microsoftは2017年春の「Windows 10 バージョン 1703」(Creators Update)で「Clover Trail」デバイスのサポートを終了し、アップグレードを提供していなかったが、「拡張セキュリティ更新プログラム」(extended security updates)という形でセキュリティパッチの提供だけは継続していた。

 しかし、それも2023年1月10日で終了となる。以降もデバイスを利用し続けることはできるが、セキュリティパッチが提供されなくなるため、リスクは飛躍的に高まる。同社はWindows 11搭載デバイスへ移行するよう呼び掛けている。