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「ウゴツール」に15年ぶりのウゴき……描いた線がぶるぶる震えるお絵かきソフト
フジテレビ制作の子ども向けバラエティ番組「ウゴウゴルーガ」のアレっぽいのを再現
2022年12月9日 17:50
名作テレビ番組「ウゴウゴルーガ」に出てきたような文字の動きを再現できるお絵かきソフト「ウゴツール」が12月2日、15年ぶりにアップデートされた。現在、「itch.io」からv1.42を無償でダウンロード可能。
「ウゴツール」は、描いた線がちょっと立体的に、ブルブルと震えるユニークなお絵かきソフト。フジテレビ制作の子ども向けバラエティ番組「ウゴウゴルーガ」の「おしえて!えらいひと」コーナーなどで使われている「動く文字」を簡単に作ることができる。
「ウゴツール」で描いた絵は、「ウゴモデル」という独自形式のファイル(*.ugm)として保存可能。アニメーションGIFや連番画像として出力することもできるので、Webサイトへの掲載やSNSへの投稿、動画の素材としても使える。作品は個人利用・商用を問わず、連絡不要で自由に使ってよい(どこかにツール名を記載するのが望ましい)。
「ウゴツール」は長くアップデートされてこなかったが、最近「itch.io」でも公開するようにしたところ、外国からもダウンロードされる機会が増えたという。そうしたなか、文字化けでうまく動作しないという報告をいくつか受けたため、最新の開発環境である「Visual Studio 2022」でビルドしなおされたのが今回リリースされたv1.42だ。
そのため、変更点は内部的なものが中心。描画範囲の上限が1,280×800に拡大され、それに合わせてウィンドウのサイズが拡張されたことを除けば、機能上の変化はない。
- Microsoft Visual Studio 2022環境でビルド
- 描画範囲の上限を1,280×800にアップ
- それに合わせてウゴツールのウィンドウサイズも拡張
- バージョン情報で表示される作者情報を更新
- 文字コードをUnicodeに変更
- 文字列操作系の処理をセキュアなものに置き換え
- 連番BMP生成ダイアログのサイズ表示の小数を削除
- 頂点移動時にマウスカーソルが動いていなければ処理しないよう変更
- 各種ダイアログを若干調整
文字化けの不具合は根絶されていないようだが、今後のアップデートに期待したい。もし不具合があれば、旧バージョンのv1.41を試してみるとよいだろう。
ソフトウェア情報
- 「ウゴツール」
- 【著作権者】
- D.IKUSHIMA 氏
- 【対応OS】
- Windows 98/Me/2000/XP/10(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.42(22/12/02)