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「ウゴツール」に15年ぶりのウゴき……描いた線がぶるぶる震えるお絵かきソフト

フジテレビ制作の子ども向けバラエティ番組「ウゴウゴルーガ」のアレっぽいのを再現

「ウゴツール」v1.42

 名作テレビ番組「ウゴウゴルーガ」に出てきたような文字の動きを再現できるお絵かきソフト「ウゴツール」が12月2日、15年ぶりにアップデートされた。現在、「itch.io」からv1.42を無償でダウンロード可能。

 「ウゴツール」は、描いた線がちょっと立体的に、ブルブルと震えるユニークなお絵かきソフト。フジテレビ制作の子ども向けバラエティ番組「ウゴウゴルーガ」の「おしえて!えらいひと」コーナーなどで使われている「動く文字」を簡単に作ることができる。

描いた線がブルブルと震えるユニークなお絵かきソフト

 「ウゴツール」で描いた絵は、「ウゴモデル」という独自形式のファイル(*.ugm)として保存可能。アニメーションGIFや連番画像として出力することもできるので、Webサイトへの掲載やSNSへの投稿、動画の素材としても使える。作品は個人利用・商用を問わず、連絡不要で自由に使ってよい(どこかにツール名を記載するのが望ましい)。

同梱のサンプル「ウゴモデル」を再生した様子

 「ウゴツール」は長くアップデートされてこなかったが、最近「itch.io」でも公開するようにしたところ、外国からもダウンロードされる機会が増えたという。そうしたなか、文字化けでうまく動作しないという報告をいくつか受けたため、最新の開発環境である「Visual Studio 2022」でビルドしなおされたのが今回リリースされたv1.42だ。

 そのため、変更点は内部的なものが中心。描画範囲の上限が1,280×800に拡大され、それに合わせてウィンドウのサイズが拡張されたことを除けば、機能上の変化はない。

  • Microsoft Visual Studio 2022環境でビルド
  • 描画範囲の上限を1,280×800にアップ
  • それに合わせてウゴツールのウィンドウサイズも拡張
  • バージョン情報で表示される作者情報を更新
  • 文字コードをUnicodeに変更
  • 文字列操作系の処理をセキュアなものに置き換え
  • 連番BMP生成ダイアログのサイズ表示の小数を削除
  • 頂点移動時にマウスカーソルが動いていなければ処理しないよう変更
  • 各種ダイアログを若干調整

 文字化けの不具合は根絶されていないようだが、今後のアップデートに期待したい。もし不具合があれば、旧バージョンのv1.41を試してみるとよいだろう。

ソフトウェア情報

「ウゴツール」
【著作権者】
D.IKUSHIMA 氏
【対応OS】
Windows 98/Me/2000/XP/10(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
1.42(22/12/02)