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「Google Chrome 108」にセキュリティアップデート、8件の脆弱性を修正

解放後メモリ利用の欠陥、最新版になっているか確認を

「Google Chrome」v108.0.5359.125

 米Googleは12月13日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)版をアップデートした。Windows環境にはv108.0.5359.124/.125、Mac/Linux環境にはv108.0.5359.124が順次展開される。

 今回のリリースは、8件の脆弱性に対処したセキュリティアップデート。このうちCVE番号が公開されているのは5件で、深刻度の内訳は4段階中上から2番目の「High」が4件、上から3番目の「Medium」が1件となっている。

 内容はいずれも解放後メモリ利用(Use after free)の問題で、一般的にこのタイプの脆弱性はプログラムの異常終了や任意コードの実行につながる可能性がある。できるだけ早めの対処をお勧めする。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 7以降に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデートすることもできる。