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「Geekbench 6」が公開 ~個人向け無償、デスクトップ&モバイル両対応のベンチマーク

デバイスの新しい利用シーンを反映、マルチコアテストも改善

「Geekbench 6」

 加Primate Labsは2月14日(現地時間)、ベンチマークソフト「Geekbench」の最新版「Geekbench 6」をリリースした。現在、同社のWebサイトや各種アプリストアから入手できる。

 「Geekbench」は、Windows/Mac/Linux/iOS/Androidをカバーするクロスプラットフォーム対応のベンチマークソフト。ボタンを押すだけの簡単な操作でCPUやGPUコンピューティングのスコアを測定できる。基本的に有償のソフトだが、共有サイトへスコアを自動で投稿するトライアウトモードであれば個人利用に限り無償だ。

ボタンを押すだけの簡単な操作でCPUやGPUコンピューティングのスコアを測定
共有サイトへスコアを自動で投稿

 最新版の「Geekbench 6」では、実際にデバイスが利用されるシナリオを考慮してテストを改善。以下のようなワークロードの改善と追加が行われた。

  • ビデオ会議ストリームの背景をぼかす
  • ソーシャルメディアサイトの画像のフィルタリングと調整
  • 写真から不要なオブジェクトを自動的に削除する
  • 機械学習モデルを使用した写真内のオブジェクトの検出とタグ付け
  • スクリプト言語を使用したテキストの分析、処理、変換

 また、ワークロードに用いられるデータセットもアップデートされている。たとえば、画像テストに用いられる写真は高解像度化。ドキュメントも大きく、複雑になった。マルチコアベンチマークテストも大幅に見直され、各コアに個別のタスクを割り当てるのではなく、複数のコアが1つのタスクを協力して行うといったシナリオも測定可能。異なるタイプのコアを組み合わせたシステムであっても、適切にパフォーマンスを測定できる。

ソフトウェア情報

「Geekbench」Windows版
【著作権者】
Primate Labs Inc.
【対応OS】
64bit版Windows 10以降
【ソフト種別】
シェアウェア(価格は9.99米ドルから、トライアウトモードは無料)
【バージョン】
6(23/02/14)