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「Geekbench 5.4」がLinux/ARMとLinux/RISC-Vにプレビュー対応 ~シングルボードなどでも利用可能に

クロスプラットフォーム対応CPU/GPU計算ベンチマークソフト

「Geekbench 5.4」

 加Primate Labsは3月12日(現地時間)、ベンチマークソフト「Geekbench」の最新版「Geekbench 5.4」をリリースした。現在、同社のWebサイトや各種アプリストアから入手できる。

 「Geekbench」は、クロスプラットフォームで動作するベンチマークソフト。ボタンを押すだけの簡単な操作でCPUやGPUコンピューティングのスコアを測定できる。基本的に有償のソフトだが、共有サイトへスコアを自動で投稿するトライアウトモードであれば無償で利用可能だ。対応OSはWindows、Mac、Linux(Intel)、iOS、Android。「Geekbench 5.3」以降ではApple Silicon(M1)を搭載したMacデバイスでも利用できる

 最新版の「Geekbench 5.4」では、Linux/ARMとLinux/RISC-Vがプレビューサポートされた。プラットフォームの多様性を考慮するとすべての環境でうまく動作するバイナリビルドを提供するのは困難で、正確なシステム情報を収集できないなどの既知の問題が確認されているが、シングルボードコンピュータからサーバーまで、1GB以上のRAMを搭載した環境では問題なく動作しているという。「Geekbench 5.4」のベンチマークスコアは「Geekbench 5.3」のものと完全な互換性があるとのことなので、パフォーマンスの比較に試してみてはいかがだろうか。

 そのほかにも、iOSのダークテーマに関する問題に対処。AndroidのVulkan比較ページの問題も修正された。

ソフトウェア情報

「Geekbench」Windows版
【著作権者】
Primate Labs Inc.
【対応OS】
64bit版Windows 10
【ソフト種別】
シェアウェア(価格は9.99米ドルから、トライアウトモードは無料)
【バージョン】
5.4(21/03/12)