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クロスプラットフォーム対応ベンチマーク「Geekbench 6.2」 ~Windows on Armに対応

Linux版はRISC-Vをプレビューサポート

「Geekbench 6.2」

 加Primate Labsは9月12日(現地時間)、ベンチマークソフト「Geekbench」の最新版「Geekbench 6.2」をリリースした。現在、同社のWebサイトや各種アプリストアから入手できる。

 「Geekbench」は、Windows/Mac/Linux/iOS/Androidをカバーするクロスプラットフォーム対応のベンチマークソフト。ボタンを押すだけの簡単な操作でCPUやGPUコンピューティングのスコアを測定できる。基本的に有償のソフトだが、共有サイトへスコアを自動で投稿するトライアウトモードであれば個人利用に限り無償だ。Windows版の対応OSは、64bit版Windows 10以降。

 「Geekbench 6.2」の目玉は、「Windows on Arm」をサポートしたこと。「Lenovo ThinkPad X13s」や「Microsoft Windows Dev Kit 2023」などのWindows搭載ARMデバイスで「Geekbench 6」のベンチマークテストを行い、他のデバイスとシステム性能を比較できる。

Windows搭載ARMデバイスで「Geekbench 6」のベンチマークテストを行い、他のデバイスとシステム性能を比較

 なお、インストーラーはx64版と統合されているので、アーキテクチャーに応じて選ぶ必要はない。

 そのほかにも、「Geekbench 6」のLinux版でRISC-Vがサポートされた。現在、プレビュービルドが利用可能。また、iOS/Android版で履歴機能が追加され、デバイスのパフォーマンスを長期にわたって追跡・分析できるようになっている。「Geekbench 6.2」はベンチマーク処理に変更がないので、「Geekbench 6.1」のベンチマークスコアとも比較可能だ。

ソフトウェア情報

「Geekbench」Windows版
【著作権者】
Primate Labs Inc.
【対応OS】
64bit版Windows 10以降
【ソフト種別】
シェアウェア(99米ドル、トライアウトモードは無料)
【バージョン】
6.2(23/09/12)