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待望のプルリクエスト差分表示に対応した「GitHub Desktop 3.2」が公開

「GitHub」が公式に提供しているフリーのGUIクライアント

待望のプルリクエスト差分表示に対応

 米GitHubは3月3日(現地時間)、「GitHub Desktop 3.2」をリリースした。Windows/Macに対応しており、現在公式サイト「desktop.github.com」から無償でダウンロード可能。

 「GitHub Desktop」は、ソフトウェア開発プロジェクトのホスティングサービス「GitHub」が公式に提供しているGUIクライアント。CUIの「Git」に慣れないユーザーでも、リポジトリのクローンやプッシュ、プルリクエストの作成がGUIで簡単に行える。

 本バージョンでは、「GitHub Desktop 3.1」で追加された複数のコミット間の差分表示をさらに進化。プルリクエストのプレビュー機能が導入された。機能ブランチからデフォルトブランチに導入されるすべての変更の差分を手軽にチェック可能で、意図しない変更の混入を避けられる。

 そのほかにも、外部エディターのサポート拡充や不具合の修正が含まれているとのこと。

 なお、「GitHub Desktop」と「Atom」の企画・開発に使用されている一連のリポジトリで昨年末、不正アクセスが検出されたとのこと。これにより暗号化されたコード署名証明書一式が流出したものの、悪用された形式はないという。同社は今年2月、当該証明書を失効させる措置を講じている。

 これに伴い、「GitHub Desktop」と「Atom」の一部のバージョンが無効化されているので注意。「GitHub Desktop」のアップデートなどで問題が生じた場合は、公式サイトから最新版のインストーラーをダウンロードして、セットアップする必要があるだろう。「Atom」は開発が終了しているが、影響のない古いバージョンは依然ダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「GitHub Desktop」
【著作権者】
GitHub, Inc.
【対応OS】
Windows/Mac
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.2.0(23/03/01)