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面倒なコミットメッセージをAIが開発者に代わり生成 ~「GitHub Desktop 3.5」が公開

「GitHub」公式の無償GUIクライアントにも簡易「GitHub Copilot」

「GitHub Copilot」にコミットメッセージを生成してもらえる機能

 米GitHubは6月18日(現地時間)、「GitHub Desktop 3.5」をリリースした。本バージョンの目玉は、「GitHub Copilot」にコミットメッセージを生成してもらえる機能だ。

 この機能は、コミットに関する説明を記述するテキストボックスの下部に新設された「GitHub Copilot」アイコンから利用可能。クリックするとAIがコミットの内容をチェックし、それをもとにサマリー(タイトル)と説明を埋めてくれる。

 「GitHub Copilot」(GitHub Copilot in GitHub Desktop)といっても「Visual Studio Code」などで使えるものに比べると機能は制限されており、コミットメッセージの生成以外の機能はない。生成されるメッセージも英語のみだ。

初回利用時には警告が表示される。「Visual Studio Code」などで使える「GitHub Copilot」に比べると機能は制限されており、たとえば生成されるメッセージは英語のみだ
AIが生成したサマリー。今回は小規模のコミットだったためサマリーだけだが、説明も生成してくれるようだ

 しかし、コミットでサマリーの記述は必須だが、煩わしいため適当に入力している開発者も少なくなく、あとから見返すときに困ることがある。その面倒を「GitHub Copilot」が肩代わりしてくれるならありがたい。

「GitHub Desktop」は、ソフトウェア開発プロジェクトのホスティングサービス「GitHub」が公式に提供しているGUIクライアント。CUIの「Git」に慣れないユーザーでも、リポジトリのクローンやプッシュ、プルリクエストの作成がGUIで簡単に行える。

 対応OSはWindows/Macで、現在公式サイト「desktop.github.com」から無償でダウンロード可能。

ソフトウェア情報

「GitHub Desktop」
【著作権者】
GitHub, Inc.
【対応OS】
Windows/Mac
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.5.0(25/06/18)