ニュース

「ESET」が原因で「Microsoft Edge 111」が正常に機能しない問題が解決

修正モジュールが自動展開へ

同社のアナウンス

 セキュリティソフト「ESET」シリーズの「セキュアーブラウザー」機能により「Microsoft Edge」が正常に機能しない問題に関し、キヤノンITソリューションズ(株)は4月5日、解決したと発表した。

 この問題は、「セキュアーブラウザー」機能を利用している環境で「Microsoft Edge」が真っ白のまま何も表示されない状態になったり、クラッシュして終了したりするというもの。「Microsoft Edge 111」で3月16日ごろから発生していた。

 影響を受けるプログラムは、以下の通り。

  • ESET Smart Security Premium
  • ESET Internet Security
  • ESET Endpoint Security

 「ESET インターネット セキュリティ」(まるごと安心パックを含む)や「ESET スマート セキュリティ プレミアム」などの個人向け製品だけでなく、法人向け製品も対象となる。

 同社によると、「セキュアーブラウザー」の起動時に用いられるプロセスで「ESET」プログラムの一部ファイルにアクセスできなかったことが原因だという。以下のモジュールへアップデートすれば、トラブルは解決される。

  • モジュール名:インターネットバンキング保護モジュール(個人向け製品・法人向けクライアント専用製品を利用している場合)
  • セキュアブラウザーモジュール(法人向けサーバー・クライアント用製品を利用している場合)
  • バージョン:1301

 この修正モジュールは検出エンジンのアップデートにより自動で適用されるため、ユーザー側での操作は必要ない。