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デスクトップ版「Outlook」アプリでグループメール・カレンダーを閲覧できない問題

Microsoftが回避策を案内

同社のサポートページにおけるアナウンス

 米Microsoftは4月12日(現地時間)、デスクトップ版「Microsoft Outlook」アプリでメールやカレンダーを閲覧できない問題が発生していることを明らかにした。

 同社によると、この問題は「Outlook」アプリを「バージョン 2303」(Build 16227.20212)をアップデートすると発生する。「Microsoft 365」グループに属するユーザーが影響を受け、以下の操作が行えなくなる可能性がある。

  • グループメールボックスを追加またはアクセスする
  • グループカレンダーの追加やアクセス
  • グループメンバーの追加、削除、編集
  • 既読にする、アーカイブする、他のフォルダに移動するなど、メールアイテムの変更

 この問題は時間の経過で解決されることもあるが、後日再発することもあるという。

 同社は現在、修正に取り組んでいるとのこと。遅くとも米国時間5月9日の月例セキュリティアップデート(パッチチューズデー)には修正プログラムが含まれる見込みだ。

 それまでの一時的な回避策としては「Outlook Web Access」(OWA)経由でグループ機能を利用する方法が挙げられる。「Outlook」アプリをBuild 16130.20332へロールバックし、自動更新を無効化する方法も有効だが、来月のパッチチューズデーに再度有効化することを忘れないようにしたい。