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無料仮想化ソフト「QEMU 8.0」が公開 ~Windows版のインストーラーは64bit版のみに

オープンソースの汎用マシンエミュレーターおよび仮想化ソフト

「QEMU 8.0」がリリース

 オープンソースの仮想化ソフト「QEMU」が、4月19日にv8.0.0へとアップデートされた。24日にはWindows向けのインストーラーもリリースされている。

 「QEMU」は、オープンソースで開発されているクロスプラットフォーム対応の汎用マシンエミュレーターおよび仮想化ソフト。PCのハードウェア(CPUや周辺機器)をエミュレートして、他のOSを実行したり(システムエミュレーション)、特定のCPU向けにコンパイルされたプロセスを別のCPUで動作させる(ユーザーモードエミュレーション)ことが可能。x86だけでなく、ArmやMIPS、RISC-Vといった幅広いCPUアーキテクチャーに対応する。

 対応OSはLinux、macOSなど。Windowsでも利用可能で、有志によってビルドされたインストーラーが用意されている。対応OSはWindows 8以降で、v8.0.0からは64bit版のみの提供となった。

 メジャーバージョンアップとなる「QEMU 8.0」には、238人の作者による2,800以上のコミットが含まれている。内容はCPUアーキテクチャーの対応拡充や、エミュレーション処理の改善などだ。