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Windows 11の一部環境でゲーム性能が低下、セキュリティ・仮想化の設定見直しを
Microsoftがサポート文書で案内
2022年11月8日 09:00
最近のWindows 11デバイスでは初期状態で「メモリ整合性」や「仮想マシン プラットフォーム」といった機能が有効化されているが、それが原因で一部の環境でゲームのパフォーマンスが低下することがあるとのこと。米Microsoftは、同社のサポートページで緩和策を案内している。
「メモリ整合性」(Memory Integrity)は、OSにロードされるすべてのドライバーが署名され、信頼できるものであることを保証するセキュリティ機能。高い権限を与えられているプロセスに悪意あるコードが挿入されるのを防止する。
この機能は「ハイパーバイザーで保護されたコード整合性」(Hypervisor-protected code integrity:HVCI)とも呼ばれており、内部ではデバイスの仮想化技術が用いられている。利用するには、OSの「仮想マシン プラットフォーム」(Virtual Machine Platform:VMP)を有効化する必要がある。
同社はセキュリティ攻撃の手法が日々巧妙になっていること、10億人以上のユーザーを抱えることを理由に、これらの機能を既定で有効化することは自社の責任であるとしている。しかし、ゲームのパフォーマンスを優先したい場合のため、これらの機能を一時的に無効化する手段も提供している。ただし、その場合はデバイスが脅威に対して脆弱になる可能性があることはわきまえておきたい。
「メモリ整合性」の無効化
「Windows セキュリティ」アプリの[デバイス セキュリティ]-[コア分離]ページでオプションを変更可能。[スタート]画面などで「コア分離」(Core Isolation)を検索するとよい。