ニュース

Windows 11に対応した「GeForce Game Ready Driver」v471.41が公開 ~驚異のAIレンダリング技術DLSS対応ゲームが拡充

脆弱性の修正も含まれているので注意

「GeForce Game Ready Driver」v471.41

 米NVIDIAは7月19日(現地時間)、「GeForce Game Ready Driver」v471.41をリリースした。「NVIDIA DLSS」対応ゲームが拡充され、「Red Dead Redemption 2」や「Chernobylite」などで最高の体験を提供するとしている。

 「NVIDIA DLSS」(Deep Learning Super Sampling)は、AIを活用したレンダリング技術。一般的に高画質なシーンのレンダリングは負荷が高く、負荷を抑えれば画質は低くなる。このトレードオフを機械学習によって克服したのが「NVIDIA DLSS」で、低負荷でありながらレイトレーシングと超高解像度を高パフォーマンスで楽しめる。

 そのほかにも、G-SYNC対応ゲーミングモニターをあらたに2つサポート。「GeForce Experience」のゲーム最適化プロファイルも拡充されている。

 なお、本バージョンはセキュリティアップデートにもなっているので注意。GPUディスプレイドライバーで8件、仮想化GPU(VGPU)ソフトウェアで7件の問題が対処されている。任意のコードの実行やサービス拒否(DoS)、情報漏洩、およびデータ改竄などにつながる可能性があり、最大深刻度は「CVSS v3.1」の基本値で「7.8」となっている。

 また、v470系統の「Game Ready Driver」(ゲーマー向け)と「Studio Driver」(クリエイター向け)はWindows 11がサポートされている。同社は「Windows Insider Preview」に参加しているテスターに対し、積極的にフィードバックを共有してほしいと呼び掛けている。

 ちなみに、Windows 11対応のグラフィックスドライバーはIntelからもリリースされている。ただし、既知の問題も報告されているので、利用の際は注意したい。