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HMDとコントローラーの3点だけで最大11点の擬似フルトラッキングを可能にする「Standable: Full Body Estimation」が発売

「VRChat」や「NeosVR」での動作は確認済み

「Standable: Full Body Estimation」v1.0

 米Standableは5月9日(日本時間)、モーションキャプチャーユーティリティ「Standable: Full Body Estimation」を発売した。PCゲーム配信プラットフォーム「Steam」にて配信中で、価格は2,300円。無料の体験版もダウンロードできる。なお、執筆時点では本アプリは日本語に対応していない。

 「Standable: Full Body Estimation」は、SteamVR上でヘッドマウントディスプレイ(HMD)と、両手に持つVRコントローラーの3点の情報から、全身の動きを推定し、最大11点のトラッキングをエミュレーションするソフト。基本的には11点までのフルボディトラッキングをサポートするSteamVRアプリに対応する。

This is not FBT | Standable FBE v1.0 Launch
HMD(頭)とコントローラー(両手)の3点の情報から、8つの架空のトラッカーをエミュレーションする

 対応アプリは現時点では、「NeosVR」の動作サポートが確認されており、さらに「VRChat」、「ChilloutVR」についても一部調整や不具合があるものの動作確認はされている。その一方で「Blade & Sorcery」や「Zenith」といったアプリではトラッカーが認識されず、使用できない。

 なお、開発元によると、今回リリースされたv1.0は開発の初期段階のもので、今後のアップデートで精度と使いやすさを向上していくとのこと。