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VRMモデルをカメラに映った自分の動きに同期して配信できるVTuber向けツールが公開

顔や指の動きにも対応するモーションキャプチャーツール「HolisticMotionCapture」

「HolisticMotionCapture」v1.0.0

 カメラに映った自分の動きに同期させてVRMモデルを動かせるモーションキャプチャーツール「HolisticMotionCapture」v1.0.0が、1月10日に公開された。Windows/Macに対応しており、編集部にてWindows 11で動作確認した。「Apache License 2.0」のもとで公開されているフリーソフトで、現在「GitHub」のプロジェクトページからダウンロード可能。

 体のポーズに加え、手指、顔の動きにも対応しており、VRMモデルが対応しており、カメラの性能が順分であれば細かい仕草まで再現できる。出力した映像は、本ソフト上で確認できるほか、仮想カメラとして各種Web会議ツールや動画配信ツールで利用可能だ。

仮想カメラとして各種Web会議ツールや動画配信ツールで利用可能

 使い方は簡単で、[Load VRM]ボタンから用意したVRMファイルを指定し、[Input Device]エリアのプルダウンリストからキャプチャーするカメラを選び、[Start/Stop]ボタンを押すだけ。[Output Control]エリアの[Output on/off]ボタンで、仮想カメラの有効・無効を切り替えられる。

 [Avatar Control]エリアの[Mode:]プルダウンリストで、キャプチャーする部位を「ポーズ・顔・手指すべて」や「ポーズと顔のみ」、「ポーズと手指のみ」などから選択可能。VRMモデルの動きを、上半身のみに限定したり([Move upper body only]チェックボックス)、常にカメラの方向を見るように動きを制限する([Lock camera]チェックボックス)こともできる。

 背景画像を[Background Select]エリアの[New Image]ボタンから指定することも可能で、1度使った画像はその左側のプルダウンリストから再利用可能。プルダウンリストで[None]を選べば、黒背景にすることもできる。

 なお、編集部では[Mirror mode]チェックボックスの動作を確認できなかった。

ソフトウェア情報

「HolisticMotionCapture」
【著作権者】
IKEP 氏
【対応OS】
Windows/Mac(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0(23/01/10)