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Microsoft純正のシステム最適化アプリがメジャー更新、便利なツールバーを追加
「Microsoft PC Manager」v3.0がダウンロード可能に
2023年5月22日 14:52
システム最適化ソフト「Microsoft PC Manager」が、v3.0へとアップデートされた。メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、カスタマイズ可能なデスクトップフローティングツールバーが追加されている。
「Microsoft PC Manager」は、Microsoftの中国部門が開発しているシステム最適化ソフト。以下の機能が搭載されている。
- メモリの過剰消費でシステム全体の動作が遅くなっているのをワンボタンで解決する「スマートブースト」(Smart Boost)
- 「Microsoft Defender」ウイルス対策でシステムをスキャン
- 「Windows Update」の状態をチェック
- タスクバーやアプリの初期化、
- 巨大なファイルやジャンクファイルの削除
- アプリのプロセスとスタートアップアプリの管理
- 便利機能を集めたツールボックス
システム最適化ソフトにはMicrosoftが推奨しない方法を用いたり、過剰な「最適化」でかえってシステムに悪影響を及ぼすものもあるが、本ソフトはMicrosoft公式というだけあり、できるだけOS標準の機能を活用している。システムを常にクリーンに保ち、パフォーマンスを損なわないようにしたいが、無用なトラブルはごめんだというユーザーにはピッタリといえるだろう。
「Microsoft PC Manager」v3.0では、ツールボックスに収められている各種機能へデスクトップから素早くアクセスできるように、フローティングツールバーを表示する機能が導入された。
このツールバーは[Toolbox]ページで有効化可能。初期状態では、以下の4つのボタンが利用できる。
- ブースト:メモリ消費量を表示するメーター。クリックすると「スマートブースト」を行う
- スクリーンショット:「Snipping Tool」を起動してデスクトップをキャプチャー
- メモ帳:「メモ帳」を起動するボタン
- Edge Quick Links:「Microsoft Edge」の[お気に入り]ツールバーに登録されているブックマークへアクセスできるプルダウンメニュー
- 設定:ツールバーに表示するツールボックスをカスタマイズ
ブーストと設定以外のボタンは自由に入れ替えが可能で、「電卓」アプリや「サウンド レコーダー」アプリを起動するボタンや「Bing」翻訳ツール、通貨換算ツールを登録することもできる。
「Microsoft PC Manager」は「Windows 10 バージョン 1809」以降に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。執筆時現在の最新版は、v3.0.0.2となっている。まだ安定版ではなく、パブリックベータ版という扱いになっているので注意したい。アプリの描画がぼやけている場合は、ショートカットファイルのプロパティダイアログボックスで高DPI処理をカスタマイズすると解消されることがある。
ソフトウェア情報
- 「PC Manager」
- 【著作権者】
- Microsoft
- 【対応OS】
- Windows 10 バージョン 1809以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0.0.2