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「Google Home」アプリにスクリプトエディター、より複雑で高度な自動化が可能に

家の中にあるさまざまなスマートデバイスを管理できるアプリ

「Google Home」アプリにスクリプトエディター

 米Googleは6月13日(現地時間、以下同)、「Google Home」アプリにスクリプトエディターを導入すると発表した。従来のアプリでは実現できなかった複雑なホームオートメーションを、スクリプトで記述・実現できる。

 「Google Home」は、家の中にあるさまざまなスマートデバイス(照明、鍵、防犯カメラなど)を管理できるアプリ。条件に応じてあらかじめ定められたアクションを実行することも可能で、たとえば「OK、Google。おはよう」と話しかけるだけで寝室の照明をつけ、朝のニュースを流し、コーヒーメーカーを起動するといった一連の操作を自動化できる。自社のデバイスだけでなく、スマートホームの新規格「Matter」に対応するデバイスも管理できる。

 しかし、ユーザーのなかにはより強力な機能を望む声が少なくなかったようだ。今回導入されたスクリプトエディターはそうした要望に応えたもので、従来のアプリよりも豊富な100種類ものスターター、条件、アクションが含まれており、簡素で柔軟なスクリプト言語で組み合わせることが可能。YAMLを用いて強力なホームオートメーションを素早く作成・編集できる。

 また、この機能は2023年9月29日で終了する「Works with Nest」を代替する役目も担っているようで、スクリプトエディターでオートメーションを作成すれば自宅の自動化を継続できるという。

 スクリプトエディターは13日よりWeb版「Google Home」でパブリックプレビューされる。14日からはパブリックプレビューにオプトインしたモバイルの「Google Home」アプリでも利用可能になるとのこと。また、カメライベントをスターターにしたり、オートメーションに通知を含めるといった改善も進めていくとしている。

モバイルアプリにも展開