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Windows 11環境の一部で「有効なアクセス」に問題、CPUを消費したまま結果が表示されない

ホームユーザーへの影響は限定的

同社のリリース

 米Microsoftは6月21日(現地時間、以下同)、一部のWindows 11環境で「有効なアクセス」機能にトラブルが生じていることを認めた。共有ファイルやフォルダーのプロパティダイアログから[セキュリティの詳細設定]ダイアログへアクセスして[有効アクセスを表示]ボタンを押すと、処理中のメッセージが表示されたまま結果を取得することができず、「explorer.exe」がCPUを占有し続ける可能性がある。

 同社によると、この問題が発生するのは5月9日以降にリリースされた更新プログラムをインストールした環境。影響を受けるプラットフォームは以下の通り。

  • Windows 11 バージョン 22H2
  • Windows 11 バージョン 21H2
  • Windows Server 2022

 ホームユーザーがこの問題に遭遇する危険性は低いと考えられている。

「有効なアクセス」機能。ホームユーザーがこれを利用することはほぼない

 CPU使用率の問題を軽減するにはデバイスを再起動するか、トラブルの発生しているユーザーをサインアウトさせるとよい。Windowsのロックだけでは解決できないので注意したい。

 同社は現在、解決に向けて取り組んでいるとのこと。6月下旬の修正を見込んでいるようだ。