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「Thunderbird 102.14.0」がリリース ~「Thunderbird 102」系統は8月末にも終了へ

9件の脆弱性を修正

「Thunderbird」v102.14.0が公開

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v102.14.0が、8月2日(米国時間)に公開された。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 本バージョンで修正された脆弱性は、全9件。深刻度の評価は、4段階中上から2番目の「High」が7件、3番目の「Moderate」が1件、最低の「Low」が1件。任意コードの実行やサンドボックスの回避といった問題が修正されている。

 「Thunderbird」は既定でスクリプトが無効になっているため「Firefox」ほどの影響はないが、折を見てアップデートしておきたい。

 なお、「Thunderbird 115」がリリース済みだが、「Thunderbird 102」からの自動更新はまだ提供されていない。「Thunderbird 115」を試したい場合は、「thunderbird.net」からインストーラーをダウンロードし、手動でアップデートする必要がある。

 「Thunderbird 102」系統は、8月30日にリリースされる予定の「Thunderbird 102.15.0」が最後となる見込み。このタイミングで「Thunderbird 115」へ切り替えが実施され、自動更新が提供されるものと思われる。