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KAWAI、無料で楽譜を編集できる「スコアメーカーZERO エディター」を公開

歌声合成機能も搭載!

「スコアメーカーZERO エディター」

 (株)河合楽器製作所は8月23日、同社の楽譜作成ツール「スコアメーカーZERO」の最新版v12.1.055を公開した。最新版では、従来有償のサブスクリプションライセンスが必要だった楽譜の編集機能が無料で開放されている。

 「スコアメーカー」は、1995年から販売されている老舗の楽譜作成ツール。過去には楽譜出版社カワイ楽譜(現在は全音楽譜出版社カワイ出版部)を子会社としていた同社が開発しているため、市販品のように美しい楽譜を作成できると好評を得ている。

 無料版となる「スコアメーカーZERO エディター」では、最大16パートの楽譜を作成でき、タブ譜やリズム譜にも対応する。また、732音色のソフトウェア音源を備えるほか、381種類の自動伴奏パターンを搭載し、コード名を入力するだけで伴奏を演奏可能。作成した楽譜を移調したり、複数のパートを含む譜面をパート譜に分割する機能なども備える。

移調機能
多彩な機能を搭載

 さらに、ボーカル音源を搭載し、入力した歌詞に従って自然な合成音声でメロディーを歌わせることが可能。合成音声には名古屋工業大学・株式会社テクノスピーチの歌声合成技術が使われており、[女声⇔男声]、[子供⇔大人]、[ビブラート深さ]、[ビブラート速さ]といったパラメーターでカスタマイズできる。

ボーカル音源を搭載

 そのほか、有償版の「スコアメーカーZERO スタンダード」や「スコアメーカーZERO プラチナム」では、印刷された楽譜の画像やPDFを取り込んで、楽譜を作成可能。もちろん、より高度な楽譜作成機能も利用できる。

 「スコアメーカーZERO」は、Windows 10/11に対応しており、現在同社のWebサイトからダウンロード可能だ。

ソフトウェア情報

「スコアメーカーZERO エディター」
【著作権者】
(株)河合楽器製作所
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.1.055(23/08/23)