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「Notepad++」v8.5.7が公開 ~4件の脆弱性に対処したセキュリティアップデート

任意コードの実行につながるおそれ

「Notepad++」v8.5.7

 フリーのテキストエディター「Notepad++」が9月8日、v8.5.7へと更新された。以下の4件の脆弱性に対処したセキュリティアップデートとなっている(括弧内はCVSS v3の基本値)。

  • CVE-2023-40031:任意コードの実行につながるおそれのあるヒープバッファーライトオーバーフローの脆弱性(7.8:High)
  • CVE-2023-40036:グローバルバッファーリードオーバーフローの脆弱性(5.5:Medium)
  • CVE-2023-40164:グローバルバッファーリードオーバーフローの脆弱性(5.5:Medium)
  • CVE-2023-40166:ヒープバッファーリードオーバーフローの脆弱性(5.5:Medium)

 そのほかにも、いくつかの機能改善や不具合修正が行われている。

 「Notepad++」は、海外のプログラマーを中心に幅広い支持を集めているWindows向けのテキストエディター。コンパクトなプログラムサイズと実行速度を重視しており、エディターコンポーネント「Scintilla」をベースに、C++言語(STL)とWin32 APIだけで構築されているのが特徴だ。幅広いプログラミング言語をカバーしたコード補完とシンタックスハイライト(構文色分け)を備えるなど、「メモ帳」代替アプリとしては機能も充実している。

 対応OSはWindows 8.1/10/11で、ライセンスは「GPL 3.0」。ユーザーインターフェイスが英語になっている場合は、[Tools]-[Preference]ダイアログから日本語化できる。

日本語にも対応

ソフトウェア情報

「Notepad++」
【著作権者】
Notepad++ team
【対応OS】
Windows 8.1/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
8.5.7(23/09/08)