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Windows 11の右クリックメニューに「Notepad++」の編集コマンド ~v8.5が公開

既定のエディターを「メモ帳」のまま、「Notepad++」を併用するユーザーに朗報

「Notepad++」v8.5

 フリーのテキストエディター「Notepad++」が3月6日、v8.5へと更新された。本バージョンでは、Windows 11への対応を改善。テキストファイルを右クリックした際に、[Notepad++ で編集]メニューを利用できるようになった。既定のテキストエディターは「メモ帳」のままにしておきたいが、ときどき「Notepad++」で編集したいといったユーザーに朗報だ。

テキストファイルを右クリックした際に、[Notepad++ で編集]メニューを利用できるように

 このメニューコマンドを追加するかどうかは、インストーラーで制御可能。[構成要素の選択]画面で[Context Menu Entry]というチェックボックスをONにすれば、メニューコマンドが追加される。

このメニューコマンドを追加するかどうかは、インストーラーでコントロール可能

 そのほかにも、内部で利用しているコンポーネントが「Scintilla 5.3.3」「Lexilla 5.2.2」へアップデート。「メモ帳」を置き換える機能で発見されたリグレッション(機能後退)が解消されるなど、多くの不具合修正が行われている。

 「Notepad++」は、海外のプログラマーを中心に幅広い支持を集めているWindows向けのテキストエディター。コンパクトなプログラムサイズと実行速度を重視しており、エディターコンポーネント「Scintilla」をベースに、C++言語(STL)とWin32 APIだけで構築されているのが特徴だ。幅広いプログラミング言語をカバーしたコード補完とシンタックスハイライト(構文色分け)を備えるなど、「メモ帳」代替アプリとしては機能も充実している。対応OSはWindows 8.1/10/11で、ライセンスは「GPL 3.0」

ソフトウェア情報

「Notepad++」
【著作権者】
Notepad++ team
【対応OS】
Windows 8.1/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
8.5(23/03/06)