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「秀丸スタートメニュー」が10年以上ぶりのメジャーアップデート

いかにも“秀丸”な独自機能が光る[スタート]画面のカスタマイズアプリ

「秀丸スタートメニュー」v2.00

 (有)サイトー企画は9月21日、「秀丸スタートメニュー」v2.00を公開した。2012年12月以来、実に10年以上ぶりのメジャーバージョンアップとなる。

 「秀丸スタートメニュー」は、Windowsの[スタート]画面をカスタマイズするユーティリティ。Windows 10では[スタート]ボタンも変更できる。Windows 2000を彷彿とさせるクラシックな装いなどを実現できるほか、検索機能を同社の「秀丸ファイラーClassic」で置き換えられるのが特徴だ。

Windows 2000を彷彿とさせるクラシックな装い

 v2.00では、これまで別アプリとなっていた「Professional」版が通常版に統合。アプリ上から「Microsoft Store」でライセンスを購入すると、アップグレードできる仕組みになった。

 「秀丸スタートメニュー」のカスタマイズ機能は「Professional」限定の機能だが、インストールしてから一定期間は自由に設定を変更できる。メジャーバージョンアップに伴いスタイルも拡充されているので、いろいろ試してみるとよいだろう。

アプリ上から「Microsoft Store」でライセンスを購入

 そのほかにも、「フローティング」と「ライブサムネイル」(ベータ版)という2つの独自機能が追加された。

 「フローティング」は、アプリのショートカットファイルを好みの場所に配置する機能。最前面に半透明表示されるので、いつでもお気に入りのアプリにアクセスできる。

アプリのショートカットファイルを好みの場所に配置する「フローティング」

 もう一つの「ライブサムネイル」は、デスクトップの端にアプリウィンドウのサムネイルを並べる機能だ。いわばタスクスイッチャー([Alt]+[Tab]キー)を常に表示しておけるようにしたもので、アプリの切り替えが簡単に行えるようになる。アプリウィンドウを最大化したときに余白を設ける「フリースペース」機能と組み合わせると、最大化ウィンドウと重なって使いにくくなるのを防止できる。

「ライブサムネイル」と「フリースペース」の組み合わせ。「メモ帳」アプリを最大化しても、「ライブサムネイル」と表示がかぶらない

 ただし、「ライブサムネイル」はあくまでベータ版として提供されており、今後削除される可能性もあるとのこと。

 そのほかにも、本バージョンではインストーラーの改善やデザインの調整、詳細設定の見直しなどが行われた。対応OSがWindows 10以降に変更されている点には注意したい。

ソフトウェア情報

「秀丸スタートメニュー」
【著作権者】
(有)サイトー企画
【対応OS】
Windows 10以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(一部機能は有料、税込み1,100円)
【バージョン】
2.00(23/09/21)