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「秀丸ファイラーClassic」がv2.00に、メジャーバージョンの繰上りは実に13年以上ぶり

Windows XPのようなクラシックスタイル「エクスプローラー」を再現したファイルマネージャー

「秀丸ファイラーClassic」v2.00

 (有)サイトー企画は3月25日、ファイル管理ソフト「秀丸ファイラーClassic」の最新版v2.00を公開した。メジャーバージョンが繰り上がるのは2011年8月以来、実に13年以上ぶりのことだ。

 「秀丸ファイラーClassic」は、Windows Vistaなどで大きく操作感が変わってしまった「エクスプローラー」に馴染めないというユーザーのために開発されたファイルマネージャー。ツリービュー、リストビュー、シンプルなツールバー、アドレスバーから構成されたクラシックなスタイルは、古参ユーザーにとって懐かしく、手にも馴染んでいる。同社の姉妹ソフト「秀丸スタートメニュー」と組み合わせれば、レトロなデスクトップ環境を構築できるだろう。

ツリービュー、リストビュー、シンプルなツールバー、アドレスバーから構成されたクラシックなスタイル

 また、タブモードやWindows XP/Vista以降に廃止されてしまった機能が一部再現されているのもうれしいポイント。縮小版のとき「Thumbs.db」ファイルをフォルダーへ勝手に作ったりしないといった、玄人好みの挙動も好ましい。もちろん「エクスプローラー」の代わりにシステム標準のファイラーにすることもできる。

 そのほかにも「秀丸エディタ」の愛用者向けの機能もあり、[開く]ダイアログをクラシックスタイルにしたりできる。「秀丸ファイラーClassic持ち出しキット」でポータブルアプリ化(レジストリに書き込まない、USBメモリなどに入れて持ち運べる)することも可能だ。

 本バージョンでの変更点は、[ツール]メニューの[オプション]-[上級者向け]-[Windows8/10]-[ユーザーごとのフォト/ビデオ/ミュージックの関連付けを使わない]項目を廃止したほか、細かい不具合修正で、軽微な更新にとどまっている。

 本ソフトはシェアウェアで、価格は1,320円(税込み)。Windows XP以降に対応しており、32bit版と64bit版が選択できる。

ソフトウェア情報

「秀丸ファイラーClassic」
【著作権者】
(有)サイトー企画
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11
【ソフト種別】
シェアウェア 1,320円(税込み)
【バージョン】
2.00(25/03/25)