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無料のメールソフト「Thunderbird 115.5.0」が公開 ~7件の脆弱性に対処

多数の不具合を修正したマイナーアップデート

「Thunderbird」v115.5.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v115.5.0が、11月21日(米国時間)に公開された。以下の不具合を修正したマイナーアップデートとなっている。

  • 会話を開いたとき、最初のメッセージが自動的に選択されない
  • FQDN IDを使用しているニュースグループユーザーが、不正なドメイン名のメッセージIDヘッダーを生成する
  • リンクのプレビューがダークモードで読みにくくなる
  • 「Wayland」上でFlatpak版「Thunderbird」を実行すると、「Plasma」のタスクスイッチャーがデフォルトのアイコンを表示する
  • Flatpakマニフェストへのリンクが正しくない

 セキュリティ関連の修正は、全7件。深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中上から2番目の「High」が5件、3番目の「Moderate」が2件。「Thunderbird」は既定でスクリプトが無効になっており、「Firefox」ほどの影響はないが、機を見てアップデートしておきたい。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。