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今年最後のAndroid月例セキュリティ更新は「Critical」多数、提供が開始され次第適用を

Bluetooth経由で近接・隣接コード実行される可能性など

Androidにセキュリティアップデート

 米Googleは12月4日(現地時間)、Android OSの月例セキュリティ情報を発表した。今回公表された脆弱性の内容は、少なくとも1カ月前にパートナーへ通知済み。デバイスメーカーからアップデートが提供されたら、できるだけ早めに適用しておきたい。

 Android OSのセキュリティ更新プログラムは毎月「2023-xx-01」と「2023-xx-05」という2つのセキュリティレベルに分けられている。

 「01」は、対応に時間のかかるカーネルコンポーネントや特定ベンダー向けの一部修正を省いたサブセットとなっている。修正範囲に制限を設けることで、迅速にユーザーへアップデートを提供できるように配慮したもの。「05」はそれ以外の問題にも対処した、いわば完全版だ。

セキュリティ更新プログラムレベル「2023-12-01」

 「2023-12-01」は以前に修正された問題に加え、新たにFrameworkで17件、Systemで16件の脆弱性が修正された。

 なかでも、Systemにおけるリモートコード実行の欠陥(CVE-2023-40088)はBluetoothモジュールに関するもので、追加の実行権限を必要とせずに近接・隣接でのコード実行につながる可能性があり、危険とされている。深刻度が「Critical」と評価された脆弱性は、本件を含み3件となっている。

 なお、今月は「Google Play」システムのアップデート(Project Mainline)経由でのセキュリティ修正はないとのこと。

セキュリティ更新プログラムレベル「2023-12-05」

 「2023-12-05」はすべての問題に対処した完全版で、「2023-12-01」での修正に加え、Systemで1件、Arm componentsで3件、Imagination Technologiesのコンポーネントで15件、MediaTek componentsで5件、Misc OEMで1件、Unisoc componentsで7件、Qualcomm componentsで8件の脆弱性が解決されている。深刻度の評価は最高で「Critical」。

 加えて、Qualcommのクローズドソースコンポーネントでも、深刻度「Critical」1件を含む多くの問題が修正されている。