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「Google Meet Web Add-ons SDK」が開発者プレビュー、Webサービスを「Meet」に統合

まずはWeb版から、いずれはモバイル版にも展開

「Google Meet Web Add-ons SDK」で構築されたアドオンの例

 米Googleは12月11日(現地時間)、「Google Meet Web Add-ons SDK」をDeveloper Preview Programで利用可能になったと発表した。サードパーティのWebサービスを「Meet」に組み込むことができる。

 同社は「Google Workspace Developer Preview Program」を通じて「Google Meet API」を提供しているが、今回発表された「Google Meet Web Add-ons SDK」はそのプラットフォーム機能を拡張し、開発者がアプリやワークフローを「Meet」のユーザーインターフェイスへ直接統合できるようにしたものだ。

 「Meet」のメインステージまたはサイドパネルにWebベースのアドオンを表示できる。メインステージの場合はホワイトボードなどのコラボレーションアプリが、サイドパネルの場合はデータの共有やアンケートの実施などを行うアプリが向いているだろう。

メインステージまたはサイドパネルにWebベースのアドオンを表示

 すでにAtlassianやFigma、Lucid、Miro、Read.ai、Polly.aiなどのパートナーが「Meet」アドオンの構築を発表しており、今後も対応が広がっていくことが期待されている。

 開発者向けパブリックプレビュー期間中、アドオンはユーザーのドメイン内でのみデプロイ可能。アドオンを利用できるのは、「Meet」をWebで利用する場合にのみだ。しかし、今後数カ月のうちにiOSおよびAndroid向けのSDKも提供される予定で、いずれはモバイルプラットフォームでも利用できるようになる。