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プリンターが勝手にHP製になる問題、Microsoftが修正ツールを提供開始

ダウンロードセンターから無償で入手可能

同社のアナウンス

 米Microsoftは12月16日(現地時間)、プリンターが製造元に関係なくHP製と表示されてしまう問題が解決したと発表した。

 この問題は、一部の環境で以下の症状が発生するというもの。HPのアップデートによるものではないという。

  • 「HP Smart」アプリが勝手にインストールされる
  • プリンターの製造元に関係なく、モデル情報が「LaserJet」M101~M106と表示される。プリンターアイコンも変わる
  • プリンターアイコンをダブルクリックすると、「このページで使用できるタスクはありません」というエラーが表示される

 ほとんどの場合、印刷ジョブのキュー追加やコピー、スキャン、ファックスなどの機能は期待通りに動作する。ただし、メーカー提供のプリンターアプリとの関連付けにトラブルが生じる恐れがあり、その場合はプリンターの基本的な機能を超えて高度なことをしようとすると機能しないことが考えられる。影響するプラットフォームは、以下の通り。クライアントとサーバー、両方のOSに影響する。

  • Windows 11 バージョン 23H2
  • Windows 11 バージョン 22H2
  • Windows 11 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 22H2
  • Windows 10 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 1809
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2019
  • Windows 10 Enterprise LTSC 2016
  • Windows 10 バージョン 1607
  • Windows 10 Enterprise 2015 LTSB
  • Windows Server 2022
  • Windows Server バージョン 1809
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012

 同社は、この問題を解決するためにプリンターメタデータトラブルシューティングツール(KB5034510)を提供中。トラブルが発生している環境があれば、試してみるとよい。