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アプリ開発をAIが助けてくれる「GitHub Copilot Chat」、組織・個人向けに一般提供開始

「Visual Studio」と「Visual Studio Code」をサポート

アプリ開発をAIが助けてくれる「GitHub Copilot Chat」、組織・個人向けに一般提供開始

 米GitHubは1月9日(現地時間)、「GitHub Copilot Chat」を組織および個人向けに一般提供(GA)を開始したと発表した。組織向けには昨年7月より、個人向けには昨年9月よりパブリックベータテストが実施されていたが、ようやく正式版として提供されることになった。

 「GitHub Copilot Chat」は、AIを活用したコーディング支援ソリューション「GitHub Copilot X」の目玉となるチャットインターフェイス。「Visual Studio」と「Visual Studio Code」でサポートされており、コードエディターから離れることなくAIによる助言を得ることができる。「GitHub Copilot」サブスクリプション(個人の場合月額10米ドル、組織の場合月額19米ドル)を購読していれば、追加の費用は不要。認定された教員、学生、人気のオープンソースプロジェクトのメンテナーは無償で利用できる。

 「GPT-4」を搭載した「GitHub Copilot Chat」はアプリ開発のシナリオに特化しており、開発者が入力したコードや表示されたエラーメッセージといった「文脈」(コンテキスト)を把握している。そのため、汎用の生成AIチャットアシスタントでは適切な回答が難しいケース、たとえばソースコードの意図を解説してもらったり、セキュリティ上の問題を指摘してもらったり、単体テストを記述してもらったりといった場面でも役立つ。新しいプログラミングに触れるときや、新しいフレームワークを学ぶときにも頼りになるだろう。

 ちなみに、「GitHub Copilot Chat」は日本語にも対応しており、選択した自然言語でプロンプトを入力可能だ。