ニュース

「Google Meet」で仮想背景とフィルターを同時に適用できるように

「Duet AI for Google Workspace Enterprise アドオン」では照明、音質の改善機能も

 米Googleは1月17日(現地時間)、オンラインビデオ会議サービス「Google Meet」のアップデートを発表した。外観と音声に関わる3つの新機能が追加されている。

背景とフィルター機能を同時に適用

 背景効果とフィルター効果を組み合わせることが可能となった。新しい効果パネルのレイヤーアイコンで、使用しているエフェクトを追加したり、1つまたは全てのエフェクトを一度に削除することができる。

Web上でのエフェクト例
モバイル上でのエフェクト例

 また、ユーザーインターフェイスも改良され、エフェクトがカテゴリ別にグループ化されているため、さまざまなエフェクトを簡潔に見つけることが可能だ。

 この機能はすべてのユーザーが利用できる。

スタジオライティング機能

 スタジオ品質の照明をシミュレートすることで、照明の位置、明るさ、色を調整して、最適な環境を実現できる。利用には「Duet AI for Google Workspace Enterprise」アドオンが必要。使用するには、[設定]パネルの[動画]画面で有効化すればよい。

スタジオライティング機能

 以上の新機能は、即時リリース方式のドメインは同日より順次ロールアウトされるが、計画的リリースドメインは1月29日以降に展開され、適用まで最大15日かかる可能性がある。

AIを使用したスタジオサウンド機能

 「Duet AI for Google Workspace Enterprise」アドオンを利用している場合は、AIを用いて一般的なBluetoothヘッドセットやダイヤルイン参加者のオーディオ品質をスタジオクオリティに向上させることが可能。Webおよびダイヤルインではすでに利用でき、モバイル版では今後数週間以内に適用されるという。