ニュース

「Firefox 123」が正式版に ~「Firefox」で閲覧不能なサイトを報告するツールが搭載

セキュリティ関連の修正は12件

「Firefox」v123.0

 Mozillaは2月20日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v123.0をリリースチャネルで公開した。「Firefox 123」では「Firefox View」に検索機能を統合。最近閲覧したタブ、開いているタブ、最近閉じたタブ、他のデバイスからのタブ、閲覧履歴といった各セクションに検索ボックスが追加され、キーワードで検索できるようになった。

「Firefox View」の各セクションに検索機能を統合

 また、「Firefox」で閲覧すると動作しない・壊れるWebサイトを報告する「Web 互換性報告ツール」が搭載された。このツールはアプリケーションメニュー(ツールバー右端の横三本線のアイコン)にある[動作しないサイトを報告]コマンドから利用可能。ユーザーが報告した情報は「Firefox」の改善に役立てられる。

[動作しないサイトを報告]コマンドから「Firefox」で閲覧すると動作しない・壊れるWebサイトを報告

 セキュリティ関連の修正は、12件。深刻度の内訳はMozillaの基準で上から2番目の「High」が4件、3番目の「Moderate」が6件、最低の「Low」が2件となっている。 ネットワークチャネルでの領域外メモリの読み取りや、アラートダイアログのなりすましといった問題が対処されており、できるだけ早いアップデートをお勧めする。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。