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「Google Chrome 122」で3件の脆弱性が修正 ~セキュリティアップデートがリリース

パフォーマンスマネージャーに解放後メモリ利用の問題

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv122.0.6261.128/.129が展開中

 米Googleは3月12日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac環境にはv122.0.6261.128/.129が、Linux環境にはv122.0.6261.128が順次展開される。拡張安定(Extended Stable)チャネルも、Windows/Mac版ともにv122.0.6261.129へと更新される。

 本リリースは、毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は3件の脆弱性が修正されている。このうちCVE番号が明らかにされているのは1件(CVE-2024-2400)で、内容はパフォーマンスマネージャーにおける解放後メモリ利用(Use after free)となっている。深刻度の評価は、「High」。

 そのほかにも、内部監査やファジングで発見された不具合も修正されているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。