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「Firefox 124」が正式版に ~深刻度「Critical」の任意コード実行の脆弱性を修正

「Firefox ビュー」やPDFビューワー、ジャンプリストなどにも改善

「Firefox」v124.0

 Mozillaは3月19日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v124.0をリリースチャネルで公開した。メジャーバージョンアップとなる「Firefox 124」には、以下の改善と修正が盛り込まれている。

  • キャレットブラウズモードがPDFビューワーでも動作するように
  • 「Firefox ビュー」の[開いているタブ]ページで最近のアクティビティ順またはタブ順で並べ替えられるように

    「Firefox ビュー」の[開いているタブ]ページ
  • Windows環境でタスクバーのジャンプリスト対応を改善
    タスクバーのジャンプリスト
  • Mac版でOSのフルスクリーンAPIを活用するように
  • プライバシー保護を謳う検索エンジン「Qwant」の利用可能な言語が拡充(日本語未対応)

 セキュリティ関連の修正は、12件。深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中最高の「Critical」が1件、上から2番目の「High」が5件、3番目の「Moderate」が5件、最低の「Low」が1件となっている。深刻度「Critical」の脆弱性(CVE-2024-2615)は「Firefox 123」で発見されたメモリ破壊で、任意コードの実行につながる恐れがある。できるだけ早い対策を心がけたい。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。