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「Microsoft Teams」の画面共有にAV1ビデオコーデックが採用 ~低速回線でも鮮明に

従来のH.264ビデオコーデックより63%のネットワーク帯域幅削減

同社のアナウンス

 米Microsoftは3月26日(現地時間)、「Microsoft Teams」の画面共有機能にAV1ビデオコーデックを採用したと発表した。

 「AV1」(AOMedia Video 1)は、オンライン動画配信のために非営利団体のAlliance for Open Mediaが開発したオープンソース・ロイヤリティーフリーの圧縮コーデック。高品質ながら圧縮率に優れ、同社のA/Bテストによると、従来のH.264ビデオコーデックと比較して、「Teams」画面共有のネットワーク帯域幅を63%削減できるという。

 つまり、AV1コーデックならばネットワーク帯域幅が限られた環境でもコンテンツをより鮮明に共有できる。共有したスライドやスプレッドシートの文字がつぶれて見にくいといったトラブルも減るだろう。

 また、画面共有に必要なデータ量が減るので、ネットワークの混雑緩和、転送コストの削減、サーバーの負荷軽減といったメリットも享受できる。データ転送量が少ないということは、エネルギー消費量が少ないということでもあり、二酸化炭素排出量の削減という点でも意義がある。