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小学生向けシングルボードパソコンIchigoJamの「IchigoJam BASIC」がオープンソース化

生誕10周年記念でMIT licenseに

子供向けシングルボードパソコンIchigoJam用のOS「IchigoJam BASIC」がオープンソース化

 (株)jig.jpは4月1日、子供向けシングルボードパソコンIchigoJam用のOS「IchigoJam BASIC」のオープンソース化を発表した。ライセンスはMITライセンスで、現在GitHubから利用できる。

IchigoJam S

 IchigoJamは、セットアップ不要、シンプル、安価な子供向けプログラミング学習用ツールとして開発されたシングルボードパソコン。「IchigoJam BASIC」は、IchigoJam上で動作するOSで、BASIC言語を初めてキーボードに接する小学生でも学びやすいように改良されている。

 オープンソース化は、IchigoJam生誕10周年を記念した施策で、「IchigoJam BASIC」がさまざまなコンピューターに搭載されることを目指すとしている。Sony製のIoT用ボードコンピューターSPRESENSE向けのものが公開されているほか、「Raspberry Pi Pico」向けの「IchigoJam P」が(株)ナチュラルスタイルからオープンソース化される予定とのこと。

 オープンソース化された「IchigoJam BASIC」は、以下の2点を守って移植や改造を行える。

  • 未改変の「IchigoJam BASIC」をjig.jp社の許可なく別の名前で配布すること
  • 改変した「IchigoJam BASIC」をjig.jp社の許可なく「IchigoJam BASIC」として配布すること

 また、有償・無償を問わず「IchigoJam BASIC」を譲渡目的で利用する際には、1ライセンスにつき150円(税別)が必要となる。

 そのほか、jig.jp社は生誕10周年記念として、IchigoJamを使った小学生向けロボットコンテスト「第1回ご当地こどもロボコン全国大会」を2025年1月に開催するとのこと。