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フリーの画像編集ソフト「GIMP」v2.10.38リリース〜次リリースは「GIMP 3」になる見込み

「Windows Ink」のサポートが改善

「GIMP」v2.10.38

 フリーの画像編集ソフト「GIMP」の最新安定版v2.10.38が、5月5日に公開された。「GIMP 2」安定版としてはおそらく最後のリリースで、次は「GIMP 3」のリリースになる見込み。

 「GIMP」は、オープンソースの画像編集・処理ソフト。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在同プロジェクトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降に対応しており、窓の杜ライブラリや「Microsoft Store」からも入手できる。

 今回は、おもにWindows向けのアップデートとなる。

 まずは、これまで「GTK 3」向けのみに提供されていた「Windows Ink」のサポートが「GTK 2」向けにバックポートされた。 [入力デバイス] 設定の [環境設定] ダイアログで、ドライバーをWinTabとWindows Inkから選択可能だ。

Windows Ink」が「GTK 2」バージョン向けにサポート

 ほかにも「GTK 3」の機能がバックポートされている。これには、印刷ダイアログの表示サイズ更新や、表示されているダイアログの背後にポップアップダイアログが表示される問題の修正、キーボード入力に対するいくつかの修正が含まれる。

 このほか、バグの修正などを行っている。

ソフトウェア情報

「GIMP for Windows」
【著作権者】
Spencer Kimball、Peter Mattis and the GIMP Development Team
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.10.38(24/05/05)