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フリーの画像編集ソフト「GIMP 2.10.36」、Adobe製品との互換性向上、脆弱性の修正も

「Windows on Arm」でネイティブ実行できるバージョンも試験提供中

「GIMP」v2.10.36

 フリーの画像編集ソフト「GIMP」の最新安定版v2.10.36が、11月7日に公開された。約9カ月ぶりのアップデートとなる。

 「GIMP」は、オープンソースの画像編集・処理ソフト。現在は次期バージョン「GIMP 3」(v2.99.x)の開発が進行中だ。今回リリースされた「GIMP 2.10.36」は不具合の修正が中心だが、「GIMP 3」開発ブランチに導入された新機能もいくつかバックポートされている。

 「GIMP 2.10.36」では、ASE(Adobe Swatch Exchange)およびACB(Adobe Color Book)パレットをサポート。Adobe製品との互換性が向上した。

 グラデーションツールでは、「FG to Transparent(Hardedge)」というオプションが追加された。これは描画色から透明色へのグラデーションを生成するが、2色間の遷移はハードエッジ(中間色なしの塗分け)になる。反復オプションと組み合わせれば、図形のパターンをすばやく生成できる。

「FG to Transparent(Hardedge)」グラデーションツール

 そのほかにも、非正方形ピクセル比のGIFイメージをサポート。テキストツールやテーマ、ヘルプなども改善された。また、「Zero Day Initiative」から指摘された脆弱性を4件修正しているとのこと。

 「GIMP」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在同プロジェクトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降に対応しており、窓の杜ライブラリや「Microsoft Store」からも入手できる。8月からは「Windows on Arm」でネイティブ実行できるバージョンも試験的に提供されている。

ソフトウェア情報

「GIMP for Windows」
【著作権者】
Spencer Kimball、Peter Mattis and the GIMP Development Team
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.10.36(23/11/07)