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メモリ使用量に制限を課し、ゲームを快適に ~「Microsoft Edge 125」より展開へ

新しいリソースコントロール設定が導入

「Microsoft Edge」にメモリ使用量の上限を指定できる新しいリソースコントロール設定

 米Microsoftは5月2日(現地時間)、「Microsoft Edge」にメモリ使用量の上限を指定できる新しいリソースコントロール設定を導入すると発表した。Beta版「Edge 125」で展開されているという(編集部未確認)。

 「Edge」には「効率モード」と呼ばれるリソース節約機能が備わっており、一定期間使われていないタブを休眠状態にする「スリープタブ」(Sleeping Tabs)や、Webブラウザーを操作していないときに動画やアニメーションのフレームレートを落とす機能を活用して、CPUをはじめとするシステムリソースの消費を抑えることができる。バッテリーの持続時間延長や、ゲームプレイ中のシステムレスポンス(応答)の改善といった効果が期待できる。

 しかし、なかには「Edge」のもっと積極的に消費リソースを抑え、できる限り多くのリソースをゲームに集中したいというユーザーもいるだろう。そこで、「Edge 125」以降で新しいリソース管理機能が追加される。

 この機能は、[システムとパフォーマンス]設定ページ(edge://settings/system)の[パフォーマンスの管理]セクションから利用可能。トグルスイッチをONにし、スライダーを調節することで、「Edge」が利用できるメモリの量をGB単位で調整できるようになる。

 なお、本機能は既定でゲームプレイ時のみに有効となる。それ以外のときもメモリ利用量を制限したい場合は、[常に](Always)オプションを選べばよい。

[システムとパフォーマンス]設定ページ(edge://settings/system)の[パフォーマンスの管理]セクション

 ただし、設定した値によっては「Edge」のパフォーマンスに悪影響が出る点には注意したい。「ブラウザーのエッセンシャル」パネルで「Edge」のメモリ利用量をチェックしながら、無理のない範囲で制限値を設定するとよいだろう。制限値が設定済みの場合は、このパネルで現在のメモリ利用量と制限値も確認できる。

 また、システムパフォーマンスを確保するには、「効率モード」を活用するだけで十分な場合もある。まだ利用したことがない場合は、まず「効率モード」を試してみるとよいだろう。

「ブラウザーのエッセンシャル」パネル(現行の安定版)。まず「効率モード」を試してみるとよい