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無償の国産仮想PDFプリンター「CubePDF 4.0.0」がリリース ~ARM64対応を改善

「CubePDF Utility 4.0.0」と同様、多言語対応も強化

印刷機能のあるアプリにドキュメントやイメージをPDFファイルへ変換する機能を追加する「CubePDF」

 (株)キューブ・ソフトは7月10日、「CubePDF 4.0.0」をリリースした。先日リリースされた「CubePDF Utility 4.0.0」と同様、多言語対応が強化され、ユーザーインターフェイス言語に中国語(簡体字)が追加されている。

 「CubePDF」は、仮想プリンターとして動作するPDF作成ソフト。使っているアプリに印刷機能さえあれば、「CubePDF」で“印刷”することにより、簡単にドキュメントやイメージをPDFファイルへ変換できる。この手のアプリは海外製も含めていくつかあるが、本ソフトは国内のベンダーが開発している。そのためフォントの埋め込みにも当然対応しており、文字化けなどの心配があまりないのはうれしいところだ。

 対応OSはWindows 10/11(Microsoftによるサポートが行われているOS)で、公式サイトから無償でダウンロードできるほか、広告

 「Cube」シリーズのアプリはARM64版Windows(Windows on Arm)への対応が進行中で、「CubePDF」でもv3.0.0でARM64対応を完了済み。これに加え、本バージョンでは利用するフレームワークを「.NET 6.0」から「.NET Framework 4.8」へ切り替えることにより、ランタイムを別途インストールする必要がなく、セットアップが簡素化されているという。

 ただし、ARM64化されているのは仮想プリンター部分のみで、印刷の設定を行うアプリ側は引き続きx86バイナリとなっている。「gsdll32.dll」がないというエラーが出た場合は、x86版の「Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が必要となる。

印刷の設定を行うアプリ側は引き続きx86バイナリ

 そのほかにも、PDFファイル名を決定する処理が改善。同梱のライブラリが、以下のバージョンへ更新されているとのこと。

  • Ghostscript 10.3.1
  • iText 8.0.4

ソフトウェア情報

「CubePDF Utility」
【著作権者】
(株)キューブ・ソフト
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(有償版もあり)
【バージョン】
4.0.0(24/07/10)