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Web版「Excel」の近代化は行・列の操作だけにあらず ~データ編集に集中できる新デザイン
ハイパーリンクのプレビュー、ローカルファイル対応、ショートカット拡充なども
2024年7月18日 06:45
米MicrosoftはWeb版「Microsoft Excel」のグリッド操作でモダナイズを図っているが、それは行・列の操作にとどまらないようだ。米国時間7月16日に公開された「Microsoft Community Hub」の記事で、それ以外の要素も紹介されている。この改善はすべてのWeb版「Excel」ユーザーに展開中だ。
ステータスバーでズーム調整
ステータスバーのズーム機能をアップデートし、編集可能なプルダウンリストでスプレッドシートの表示倍率を手軽に調整可能。従来はプルダウンメニューにプリセットされた倍率を選ぶしかなく、倍率を細かく編集できなかった。
シート名の変更も簡単
シートタブをダブルクリックすると編集モードになり、その場で名前を変更できるようになった。
ローカルファイルを開く
「Excel for the Web」の[ファイル]メニューにローカルファイルを開くためのコマンドを追加。指定したローカルファイルを「OneDrive」へアップロードし、Webブラウザーで開くという一連の処理をまとめて行える。
新しいキーボードショートカット
[Alt]キーを押すと表示される「アクセラレータ キー」(アクセスキー)を拡充。[Alt]キーに続きアクセラレータ キーを押せば、当該コマンドを実行できる。デスクトップ版「Excel」のキー操作に慣れたユーザーにとって使いやすいよう、120以上のレガシーショートカットもサポートされた。
さらに、キーボードショートカットのダイアログデザインも近代化。キーとアクションの関係がわかりやすくなったほか、検索やフィルタリングも容易になっている。