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「Excel」が関数で翻訳可能に ~言語の自動判別関数と共に導入へ

日本語もOK、クラウド翻訳サービスを利用

同社のアナウンス

 米Microsoftは6月28日(現地時間)、「Microsoft Excel」へ「TRANSLATE」と「DETECTLANGUAGE」という新関数を導入する方針を発表した。まずはプレビュー版でテストされる。

TRANSLATE()

 「TRANSLATE」関数は同社のクラウド翻訳サービス「Microsoft Translation Services」を用い、与えられたテキストを他の言語へ翻訳する。もちろん日本語にも対応している。

与えられたテキストを他の言語へ翻訳する「TRANSLATE」関数

 翻訳するテキストを指定するだけで利用できるが、ソース言語(元のテキストの言語)とターゲット言語(翻訳する言語)を指定することも可能だ。

DETECTLANGUAGE()

 「DETECTLANGUAGE」は、指定されたテキストがどの言語であるのかを自動判定する関数。返り値は言語コードで、日本語の場合は「ja」となる。

指定されたテキストがどの言語であるのかを自動判定する「DETECTLANGUAGE」関数

 これらの新しい関数は、「Microsoft 365 Insider」のBetaチャネルで利用可能。以下のバージョン以降で段階的に展開される。

  • Windows:バージョン 2407(Build 16.0.17808.20000)
  • Mac:バージョン 16.87(Build 24062430)

 機能の追加で不具合が生じないかチェックしながら少しずつロールアウトされるため、アップデートしてもすぐに利用できるようになるわけではない点には注意したい。また、テスト中に大きな問題があれば製品版に導入されず、撤回される可能性もある。