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Google Cloudの「AIハッカソン」が初開催決定! 参加費無料、8月1日より応募受付開始

世界をアッと言わせるAIアプリを開発するチャンス

「Google Cloud Next Tokyo '24」基調講演での発表の様子

 Google Cloud Japan(同)は8月1日、年次カンファレンス「Google Cloud Next Tokyo '24」の基調講演において、ハッカソンイベント「Google Cloud Japan AI Hackathon」を開催すると発表した。同社としては初開催のAIハッカソンとなる。応募受付は同日8月1日より開始、締切は9月23日まで。参加費は無料。

 本イベントは「Google CloudのAIを駆使して、世界をアッと言わせるアプリを創り出そう!」をテーマに実施されるハッカソン。応募資格は「日本に居住する個人またはチーム」で「Google CloudのAIとGoogle Cloud Compute製品を少なくとも一つずつ使用すること」。対象ツールは下記の通り。

Google Cloud AI プロダクト(少なくとも1つ使用)

  • Google Cloud Vertex AI Studio
  • Google Cloud Vertex AI Agent Builder
  • Vertex AI Platform
  • Vertex AI Notebooks
  • AutoML
  • Natural Language AI
  • Speech to Text
  • Text to Speech
  • Translation AI
  • Vision AI
  • Video AI
  • Document AI
  • DialogFlow
  • Contact Center AI

Google Cloud Compute プロダクト(少なくとも1つ使用)

  • Cloud Functions
  • App Engine
  • Cloud Run
  • Google Kubernetes Engine
  • Google Compute Engine

 公式サイトの[Join Hackathon]ボタンをクリックして参加登録ができる。本イベントはアイデアソンではないため、Google Cloud上で動作する新しいクリエイティブなアプリを開発して提出することも条件となっている。

 具体的には、Google Cloud プロジェクト ID、テスト・審査用コードリポジトリのURL、プロジェクトの機能と特徴をまとめたテキストによる説明、システムアーキテクチャ図が記載されたGoogle スライド、3分以内のプロジェクトデモ動画、を提出物として用意することになる。また、提出物はすべて日本語で制作する必要がある。

「Google Cloud Japan AI Hackathon」の概要

 受賞者に贈られる賞金総額は205万円。最優秀賞、優秀賞、Moonshot賞、Tech Deep Dive賞、メディア賞、エンターテインメント賞、小売賞、医療賞、SDGs賞といった各カテゴリーごとに優秀作品が選出される。提出物への評価は下記の3つの評価軸をもとに行なわれるとのこと。

  • Quality of the Idea
    アイデアの創造性と独創性について評価
  • Clarity of the Problem and Effectiveness of the Solution
    問題が明確に定義されているか、そして提案されたソリューションがその中心となる問題に効果的に対処し、解決しているかを評価
  • Implementation of the Idea
    開発者がアイデアをどの程度実現し、必要なツールを活用し、拡張性があり、運用しやすく、費用対効果の高いソリューションを作成できたかを評価

 審査期間は10月2日から10月16日まで。受賞者の発表は、10月21日に開催予定の「Generative AI Summit Tokyo 2024 Fall」の場で行なわれ、同イベントにて授賞式も実施される予定となっている。